日本海側(北日本中心)
暴風雪と高波に関する全般気象情報が出ています。
該当される地域の方は警戒が必要です。
暴風雪警報が出ているところもかなりあります。
ちなみに、暴風雪警報は、
暴風雪によって、重大な災害の起こるおそれのある旨を警告して行う予報。
a)運用基準:平均風速がおおむね20m/sを超え、雪を伴う場合(地方により基準値が異なる)。
b)暴風警報の警報事項も含む。(気象庁HPより引用)
またマニアックwなことを書くと、
(ただ、防災知識としては重要です)
上記の通り、「暴風雪警報」は、風速と降雪(地吹雪も含むとされています)の有無を判断基準にしていますが、暴風に重点を置いた警報です。
降雪や地吹雪を伴わない場合は「暴風警報」になります。
一方、雪が沢山降って重大な災害の起こる恐れのある場合には、「大雪警報」が出ます。
まぁ、大雑把な考え方としては、暴風雪警報は「風の警報」、大雪警報は「雪の警報」と言ったところです。
(ただ、暴風雪警報は降雪や地吹雪を伴うことにより、視程障害(見通しが悪くなることによる交通障害など)にも警戒する必要がある点で暴風警報と異なります。)
つまり、暴風雪警報と大雪警報は同時に出ることがありますが、暴風雪警報と暴風警報は同時に出ることはありえませんね。
風雪注意報、大雪注意報、強風注意報も災害レベルの違いだけで考え方は同様です。
一般の方は、暴風雪警報と聞いて、吹雪で雪の降り方も凄いんだろうなーって想像しがちだと思いますが、降雪量は大雪警報(注意報)が出るかどうかで判断することになります。
警報・注意報の問題点の1つとして、一般の方によく理解されないまま、発せられていると言う点があると思います。
防災のためのものですから、それではよろしくないと思います。
少しでもそうした用語の意味の周知にお役に立てれば・・・と思い、つい書きたくなります・・・(知識を見せつけたいだけと勘違いされそうなので念のため・・・)。