(レーダーナウキャスト、気象庁HPより引用、加工なし)


室戸岬周辺に注目してみてください。

ドーナツ状にレーダーエコーのやや強い部分がありますが、
これは「ブライトバンド」と呼ばれるものです。

ライトバンドは、レーダーがちょうど融解層(0℃の高度)に当たってしまっただけで、

降水強度(降り方)が強いわけではありません。

雪が雨に変わる高度では、雪片の表面が解けて、表面積の大きな水面ができてしまうため、そこでは過剰にレーダーが強く反射されてしまいます。

実際の降水強度は異なる(エコーよりも弱い)ので利用時には注意が必要です。

今回は、室戸岬にある気象レーダーが、ブライトバンドを捉えた結果、このように室戸岬を中心とするドーナツ状のエコーとなっているわけです。

室戸岬の周辺で雨雲がドーナツ状に発達しているわけではありません。

これはしばしば発現する現象です。



今夜は案外雪雲・雨雲が陸地にかかっている気がします。

東海地方では大雪注意報の出ている地域もあります。