観天望気
「気象予報士なの?」
「じゃあ、空を見れば天気がわかる(予想できる)の?」
この1ヶ月で一番多かった反応がこの「じゃあ、空を見れば天気がわかるの?」でした(笑)。
まあ、空を見上げるだけで天気が100%予想できたら、「ネ申」だと思いますw
ただ、「観天望気」と言って、空などの様子でその後の天気を予測すると言う一見非科学的なものがあります。
例えば、「山に笠雲(気象用語ではありません)がかかると翌日は雨」とか。
このようなものは、気象の理論的にも説明がつくものも多いです。
山に雲がかかると言う事は、山頂付近で水蒸気が凝結(気体から液体に変わった)していることを意味します。
つまり、ある程度大気が湿っていることを証明しています。
乾燥している状態では山頂付近も含めて雲が全くかからない事になります。
山に笠雲がかかると翌日は雨と言うのは、あながち間違っていないわけです。
もちろん翌日晴れることもありますが(笑)。
↑今回は○浦さんは登場せずw
こうした言い伝えのようなものだけでなく、天気関連の書籍には必ずと言っていいほど載っているのが、
低気圧の接近に伴って、雲がどのように変化していくか、です。
このお話をするには10種雲形についての説明が必要になりますので、それはまたの機会で。
今の時期は天気が周期的に変化します。
観天望気を試すには一番面白い季節だと思います。
「観天望気」で検索すると色々調べられますから面白いですよ(あとは自分で調べてね(爆)w)
明日は立冬ですね。
では。